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スラッシュリーディングとは、長文英語の読解方法のひとつです。英語の文章を語順のまま理解し、訳していくという勉強方法により、読解力の向上を目指していきます。こちらのページでは、スラッシュリーディングのやり方やメリット・デメリットについて紹介します。
スラッシュリーディングを行う場合には、用意した英文の意味の句切れにスラッシュを入れて、頭から読んでいきます。
例えば、「I visited Hawai during summer vacation.」という文章があったとします。この文章をスラッシュリーディングで読んでいくと、「I visited Hawai/during summer vacation.(私はハワイに行った / 夏休みの間)」という意味になります。
このように、意味のまとまりでスラッシュを入れながら訳していくと、英語をフレーズ単位で理解できます。また、英語の語順通りに訳す癖をつけられます。
英文にスラッシュを入れる場所には、基本的にルールはありませんが、下記のような基準でスラッシュを入れながら訳していくと良いでしょう。
スラッシュリーディングを行うことにより、英語を「前から訳す」癖が身につきます。こうなると英語を後ろから訳していく「返り読み」をすることがなくなるため、英語を読むスピードを上げられます。
英語を前から訳していく力がつくと、特に長文英語を読み解くときにスピーディーに訳せるようになります。
英語を前から訳す力がつくと、英語を聞いたときにもその語順のまま理解することができるため、リスニング力のアップにもつながると考えられています。
ただし、リスニング力を飛躍的に向上させるためには、英語特有の音声変化に対する理解や語彙力なども必要であるという点はあらかじめ認識として持っておくと良いでしょう。
スラッシュリーディングの効果を得るためには、「文章の塊を理解するためのスキル」が必要になってきます。
例えば、語彙力や文法、構文といった知識が求められるため、英語の基礎知識がない人がスラッシュリーディングに取り組んだとしても、あまり効果を得られない点には注意が必要です。
スラッシュリーディングを繰り返し行っていくと、スラッシュなしの英文を読めなくなってしまうケースがあります。
このような状態を防ぐためには、ある程度スラッシュリーディングを行い、まとまりごとに意味を理解できるようになったら、今度はスラッシュを入れずに読む練習を行っていくと良いでしょう。
英語の学習方法は数多くありますが、その中のひとつとしてスラッシュリーディングを紹介しました。
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