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ディクテーションとは、英語の音声を流して聞き取った英語を書き取っていく勉強方法です。こちらの記事では、このディクテーションのやり方やメリット、デメリットなどについてまとめていきますので、英語学習方法を探している方はぜひチェックしてみてください。
まずは用意した英語の音声を1〜2回ほど聞いてみましょう。この時にはスクリプトは見ず、メモもとらずに耳だけで大まかな音声全体のイメージを掴むようにします。もちろん、この段階で単語を全て聞き取る必要はありません。
音声を聞き、1文ずつ区切りながら聞き取れた英語を書き取る、という作業を繰り返していきます。聞き取れなかった場所は繰り返してもう一度聞き、書き取りをしていきます。
この時のポイントは、実際に自分の手を動かして紙に書きとるという点です。パソコンやスマホを使うと、自動変換機能に頼ってしまうこともありますので、正しいスペルが身についているかどうかがわからなくなってしまいます。
音声の書き取りが終わったら、スクリプトを見て正しく書きとれているかどうかを確認します。スクリプトと書き取りを照らし合わせ、できていなかった部分を赤ペンで埋めていきます。この時にはスペルなどもチェックしていきます。
チェックが終わったら、聞き取れなかったのはなぜなのかを考えてみましょう。例えば英語の発音が理解できていない、単語の知識が不足している、英語のスピードに慣れていないなどさまざまな原因が考えられます。分析がしっかりとできれば、自分が弱いところを強化できます。
ディクテーションを行うことにより、英語を聞き取るリスニング力を伸ばせます。例えば、音声を聞いて推測する力が養われたり、意味を理解できるように集中して聞き取る力を養えます。
ディクテーションでは、「なぜ書き取りができなかったのか」という分析も行います。そのため、英会話学ぶ中で自分が弱い部分について気づける、という点も大きなメリットといえるでしょう。自分の弱点がわかれば、効率的な英会話学習につなげていけます。
英文法などがまだ曖昧な初心者の場合には、ディクテーションを行っても効果がしっかりと得られない可能性があります。たとえ英文を聞き取れても、その意味を理解するのが難しいためです。そのため、まずは英文法や英単語の学習を行ってからディクテーションに取り組むことがおすすめです。
英文を聞き取り、聞こえた単語を聞き取っていくという流れとなっているため、退屈だと感じてしまう場合もあるでしょう。人によっては途中で挫折してしまうというリスクもあります。